プロサイクリスト 伊藤雅和

シエルブルー鹿屋 監督 伊藤雅和のブログ ロードバイクに役立つ情報を発信していきます

ブログ 自転車ロードレースとは

脚質、TTスペシャリストについて

投稿日:2020年6月7日 更新日:

自転車ロードレースには「脚質」というものがあります。
脚質とはその人それぞれの得意な走り方、考え方を変えると役割のことをいいます。
オールラウンダー」「スプリンター」「クライマー」「ルーラー」「パンチャー」「TTスペシャリスト」
の6つのタイプに分けられます。

今回は「TTスペシャリスト」について書いていきます。

 

TTとは

「TT」とはタイムトライアルの略で決められたコースを1人でスタートからゴールまで走ります。

全員1人ずつ走るので時間を開けてスタートします。例えば、1分おきに1人ずつスタートするということです。

走っている時は人の後ろに着くことを禁止されています。

風・空気抵抗・自分自身との戦いで独走力が問われる競技になります。
Embed from Getty Images
その1人で走ることが得意な選手を「TTスペシャリスト」と言います。

 

TTバイク

「TT」では普段と変わらないロードバイクで走ることもありますが、だいたいはこのように特別に空力を極限まで高めた「TTバイク」というバイクに乗ります。

Embed from Getty Images
重さは普通のロードバイクより重く、直進性が強く、ハンドル動作がしづらいです。1人で走ると普通のロードバイクより平坦や、直線の下り、緩い上りなどはかなり速いです。

ハンドルも空気抵抗を減らす為にこのように特殊なハンドルを使っており、ここの中央に腕を置き前傾姿勢を取って走ります。

ほぼほぼこの体勢で決められた距離を走りきります。

上りで立ちこぎ(ダンシング)をする時、深いカーブを曲がる時、ブレーキをかける時などはこれまで腕を置いていた所の横側を握りハンドル操作します。

このTTバイクも奥が深いのでいつか話せるようになれたらいいと思います。

 

TTスペシャリストが得意な走り

ルーラー」も一定の高い負荷で長い距離を走るのを得意としていますが、「TTスペシャリスト」はその「ルーラー」が踏んでる値よりもっと高く、決められた時間、距離を踏むことができます。

中には険しい上りだけのTT(タイムトライアル)がありますが、ここでは「TTスペシャリスト」と呼ばれる選手達はあまり活躍しません。

ここでは「オールラウンダー」や「クライマー」の選手達が活躍します。

どちらかというと上りはあっても平坦を多く含むコースなどの「TT」で活躍しているしている選手達のことを「TTスペシャリスト」と呼びます。

一定の距離を高負荷で踏むことができるので、「TTスペシャリスト」が山も速く上れるようになれば「オールラウンダー」になってきます。

その近年の代表的な選手がイギリス人で初めてツール・ド・フランスを総合優勝したブラッドリー・ウィギンス選手だと思います。
Embed from Getty Images
つまり「オールラウンダー」から山を上る能力を落とせば「TTスペシャリスト」になります。

「TTスペシャリスト」は一定の距離を1人でかなりの高負荷で踏めるのでアシストの仕事も多くのことができます。

そして日本人が世界の選手と比べて最も大きく劣っていることがこの「TTスペシャリスト」が秀でている独走力です。

僕はこの能力が世界と1番大きく差があると思いました。

独走力や一定の距離、時間を高負荷で踏むことは自転車ロードレースをする上では絶対に必要になってくるので、僕も「TTスペシャリスト」に近づけるようにこれからも練習していきたいと思います。

-ブログ, 自転車ロードレースとは

執筆者:

関連記事

止まること、ブレーキの話

ロードバイクを乗る上で大切なブレーキの話をしたいと思います。 速く走る為に練習したり、遠くまで走って景色を見たり、楽しく仲間と走ったりなど様々な目的で自転車を乗っていると思います。 中にはこれから自転 …

小さいサイズの自転車か大きいサイズの自転車か

ロードバイクを購入する際に自転車のフレームサイズで迷うことがあると思います。 今回はそんな時、僕が思う大きいサイズのフレーム、小さいサイズのフレームのメリット、デメリットについて書いていきたいと思いま …

夏場の練習で気をつけていること

暑い日が続いています。 僕が暑い日の練習で気をつけていることを書いていきたいと思います。   夏はオーバーヒートしないこと 以前暑い日の水分補給について書きましたが今回は練習について書いてい …

脚質、「ルーラー」について

自転車ロードレースには「脚質」というものがあります。 脚質とはその人それぞれの得意な走り方、考え方を変えると役割のことをいいます。 「オールラウンダー」「スプリンター」「クライマー」「ルーラー」「パン …

ハンドル幅を考える 2~適正より狭いハンドルを使った場合~

ハンドルは幅、形など数ある中から自分に合うハンドルを見つけていきます。 僕はハンドルを選ぶ際には幅を大事にしています。前回記事→ハンドル幅を考える 1 今回は僕がハンドル幅380mmを2年使って自分に …

/*---フッターの固定ページ一覧の削除↓↓-----*/ .footermenust { display: none; } /*---フッターの固定ページ一覧の削除ここまで↑↑-----*/