プロサイクリスト 伊藤雅和

シエルブルー鹿屋所属 選手兼監督 伊藤雅和のブログ ロードバイクに役立つ情報を発信していきます

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勝ちたければ人と違うことをしろ

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photo kanako takizawa

勝ちたければ人と違うことをしろ。

これは自分が小学校5年生で一輪車を始めた時から市山さんに言われていたことでした。

一輪車の話 1~一輪車を始めたきっかけ~市山さんとの話もここに

勝ちたければ人より努力すること。

これは努力の天才ができることです。私は努力の天才ではありません。

人より努力する。これは比較的スポーツをしていれば言われたことがある言葉なのではないかと思います。

私は子供の時に市山さんから「人と違うことをしろ」、「ルールは破れ」、「常識は捨てろ」と教えられました。

特に最初の「人と違うことをしろ」というのはこれまでの私のスポーツ人生、主に自転車を始めてから気を付けている事です。

 

人に勝つために考える

正直私の身体能力は決して優れているものではありません。優れていたらヨーロッパのプロでまだまだ走れていたはずです。

幼い頃に一輪車フルマラソンというとてつもなく厳しい体験をしていたのでキツいのベースが高いだけだと思われます。この一輪車の時代に関しては物凄い量の練習量をこなしており人生で一番厳しい練習だったかもしれません。泣きながら練習したのは後にも先にも一輪車の時だけだと思います。

さて自分より身体能力が優れている相手にどのように立ち向かっていくか。

その相手より努力する。でも相手がどれくらい努力しているか見ることができますか?

自分が逆の立場だったら私はこの大会に向けてこれくらいの努力をしていますとわざわざ相手に伝えません。

そもそもどのスポーツにもある程度の効果的な練習というのは存在していてそれを取捨選択していき大会に向けて練習していく。

昨今の自転車ロードレースの場合はトレーニングがより科学的に行えるのでコーチが物凄く大事になってきます(コーチもつけずに強い選手はフィジカルモンスターか努力の天才→この努力の天才の部分に関しては別の記事で書きます)私も基本トレーニング内容、トレーニングスケジュールはコーチに任せています。ちなみに重ね重ね私は努力の天才ではありません。

同じような練習をしていたら身体能力が高い方が伸びていくのは当たり前(競技力は考える頭も大事だと思いますが)

では身体能力が優れていない選手はどうしたら、、勝てる?

私の場合は人がしていないことをしてみようとなっています。

 

キャリアで困ったときの練習

何か壁にぶつかった時、ぶつかりそうになりそうな時1番やった運動はずばりランニングです。自転車選手は走るのが苦手(最近の選手アダム・イエーツ選手とかトム・ピドコック選手とかトム・デュムラン選手とか速いみたいですけど)といいますが困ったときにはランニング。特にシーズンオフの間、シーズン初戦までの間はよく行っていました。

なんだランニングかよと思った方もいると思います。でも自転車選手はランニングが苦手。ということはランニングしている人少ないのではないかと単純に若かりし頃の自分は思ったわけです。

筋トレも色々しましたが私は続きませんでしたし、シーズン中に結局その鍛えた筋肉たちどこ行っちゃうのという状態に私はなりやすかったです。人がしていないことをしろと言っても嫌いなことはしたくない。努力の天才ではないですね。

あとは私の場合さらにここが努力の天才ではない理由なのですがジムにいくのが物凄く嫌い。

行くにも時間かかるし、お金もかかるし、なんだか自分が非力という劣等感まで勝手にめばえてしまうしとなんだかジムが嫌い。大学の時なんて寮から徒歩3分、お金もかからない立派なジムがあるのに4年間で利用したのは10回も満たないかもしれません。

走るのは好き。特に坂道や階段。なんだか走り終わったあとに達成感がある。ランニング時の着地衝撃は体重の約3倍と言われているらしく私は体重が60kgなので180kgが負荷としてかかる計算になります。機械でレッグプレス、レッグエクステンション、レッグカールしているより楽しい。そして負荷はきちんとかかる。

ジムで筋トレをやりたい人はやれば良いし、私みたいに走ることが好きなら走れば良い。

スペインで合宿していた時なんかは毎日夕方に20階くらいあるホテルの階段を10分から20分歩いたり走ったりしていました。階段て自転車の動きに近いよねという単純な理由です。意外と体感できるくらい効果ありました。

コンディションがキャンプ前はチームでもかなりヤバい状態でしたが結構そこから持ち直しました。マッサーに山登りも自転車に良いと聞いて、近くの山をスタッフの仲間達と登りに行ったりもしました。チームメートはジムに行ったので誰も来なかったです。来ないこということはチャンス(どちらが正解かは分からない)

誰もしていないトレーニングを探すことは大事だと私は思っていますが、これはあくまでコーチから与えられる練習をしっかり行ってのプラスアルファの部分になります。ベースとするトレーニングを行っていなくて人と違うことをしていてもそれは逃げになってしまうことになると思います。

例えばランニングだけで自転車が速くなるかといえばそれはまずないと思います。ベースとなるトレーニングがしっかりできていて+ランニング、+ジムという形になると思います。ペダリングの基礎が完璧にできていて、ランニングのトレーニングをそれこそ本当の競技者レベルで練習したのならば話は違うと思います。

 

ずっと続けている体幹トレーニング

ロードバイクにおいてトレーニングの基礎をこなし、人と違うことに気軽に取り組めるのは体幹トレーニングだと自分は思っています。

2度目の大腿骨骨折でこれは何かこれまでと取り組みを変えないと思っていた時。お世話になった理学療法士の先生から教わった体幹トレーニングがあります。

これは筋トレが嫌いな自分が唯一続けられている筋肉トレーニングです。

NIPPOに入って教えてもらった体幹トレーニングは大腿骨骨折までの半年必死に行っていたけど、キツいしイマイチ効果が分かりませんでした。プランクとかサイドプランクだとかです。

筋肉を固めて時間内耐えるという動作が自転車の時に使う筋肉になるのかなという疑問がありました。自転車の時は常に身体は動いているのにと。

この体幹トレーニングを行うと次の日の練習が調子悪くなっている感覚があり、どうしても肩回りとかが張って動かなくなる感覚でした。

これは自分の身体が弱いだけなのかと日々疑問に感じながらも行っていました。

これまで色々な方と骨折して良いことは一つもないと話してきましたが、唯一良かったことは現在行っている体幹トレーニングと出会えたことでした。

慣れてしまえばそこまできつくないですし毎日続けられます。

なにより自転車に乗るのに次の日に影響が出ずにむしろ体幹に力が入っていきます。

そしてこの体幹トレーニングをしているのは日本の自転車界では自分だけではないでしょうか。人と違うことをするということにも当てはまっています。

実際昨年に愛三工業レーシングチームのチームメート達に教えた時も知っている選手はいなかったですし、今年シエルブルー鹿屋で教えた時も知っている選手はいなかったです。

昨年愛三工業レーシングチームではこのトレーニングを始めての評判は良かったですし、オンラインで教えさせていただいた方からも好評をいただいています。

冬の間の取り組みがシーズン中に差をつける。

後から取り組めば良いや。が後になって大きな差になる。

 

是非冬の間、なおかつ早いタイミングでの体幹トレーニングレッスン受講をオススメします。

体幹トレーニングレッスンお申込み

 

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