コーナーを曲がるときにどのような重心を自転車にかけると曲がりやすくなるか、どのようにしたら下りを速く下れるかを書いていきたいと思います。
目次
下りのテクニックは大事
自転車ロードレースをしているとコーナーを曲がる、下り道をコーナーの度に曲がりながら下ることは避けられません。
タイで行われるレースでは最終コーナーが残り100kmであとはずっと直線などありました。笑
これは極稀であってそのような道は日本には存在しません。
特に日本のレースは周回コースが多くコーナーのテクニックは大事な要素だと思います。
下りを下る時にコーナーの度にかなり減速していて、前の人と離れたりしてしまっていたとしたら、レースなどを走っていてかなり体力を使うことになってしまいます。
曲がるときの基本的な動き
基本カーブは右カーブの時に右足のクランクを上にします。
これは右カーブの時に自転車が右側に傾く為に右足が下にあると右のペダルが地面に擦って最悪落車してしまうことがあるからです。
左も一緒です。左カーブの時には左足を上にします。
僕は下りやコーナーが速い選手ではありませんが下りで物凄く遅れたり、コーナーで離れてレースを失くしてしまったことはありません。
僕が下りのテクニックで悩んだ話
大学卒業して愛三工業レーシングチームに入るまでは何も考えずにコーナーを曲がっていました。強いていうなら体重を後ろにかけながら曲がるという意識でした。
愛三工業レーシングに入ったら西谷泰治さんや綾部勇成さん、盛一大さんといった当時の日本を引っ張るような先輩方がいて、練習で一緒に下りを下ったら全然そのスピードに着いていけませんでした。
下りのカーブの度に離れて、練習でも無駄に体力がなくなってくばかりでした。
簡単にできる下りのテクニック
これでは走れないと綾部さんにどうやったら速く下れますか?と聞きました。
そうしたら例えば右カーブの時は右足が上にきていて、左足が伸びているだろと、この左足に重心をかけるんだと、伸びている方のペダルに、脚に力を入れるんだと教わりました。
つまり右コーナーの時、身体は右に傾いていますが、重心は傾いている方ではなくその逆の脚、左側にかけるということです。
すると不思議と自転車もこれまでより傾けることなく曲がれるようになりました。
このアドバイスを貰ってからはこれまで下れていなかった所も下れるようになり、練習でもレースでも遅れることは少なくなりました。
下りが速い選手はもっと細かい所まで体重移動や様々な所でこだわっていると思いますが、とりあえず試しにできることではこの方法が簡単に試せる方法だと思います。
下りが苦手な方やコーナーの度に前と離れてしまったりして、この方法を知らない方は是非この体重のかけ方を試してみてください!