プロサイクリスト 伊藤雅和

シエルブルー鹿屋 監督 伊藤雅和のブログ ロードバイクに役立つ情報を発信していきます

アイテム ブログ

雨の日、実際に着用している服装・アイテム

投稿日:

雨の日に実走しているウェアやアイテムについて紹介して欲しいとコメントを頂いたので、今回は僕が現在、過去にしてきたウェアやアイテムを紹介していこうと思います。

 

雨を防ぐウェアにはどのようなものがあるか

僕が知る限りや、持っているアイテムのことを書いていきます。

脚周りのウェアはビブショーツ、膝周りを温めるニーウォーマー、脚全体を温めるレッグウォーマーとあります。

ビブショーツでは雨を防ぐ機能が付いているものは少ないと思いますし、僕は着たことがありません。ちなみにタイツは雨を弾く素材の物があったので練習などで履いていました。

レッグウォーマーにも雨を防ぐ素材のものがありますが、素材上装着した時に普段着けるレッグウォーマーよりかなり固かったです。動きが硬いので僕にはレースで使う勇気はありませんでした。

ニーウォーマーで雨を防ぐ素材のものは聞いたこともなく着けたこともありません。

足下では雨用のシューズカバーがあります。これはなるべくチャックや隙間が少ないほど、履く時に大変ですが雨は入ってきません。ただチャックや隙間が少ない事のデメリットとしては、晴れてきた時にレース中脱ぐことができないということです。

上半身ではベスト、ウィンドブレーカー、カッパ、レインジャケット、僕らがガバと呼んでいる物などがあります。

僕が自宅に持っているものを1つずつ紹介しようと思います。

・ベスト

→あまり寒くない時に雨を軽く防ぎたい時に使います。

 

・ウィンドブレーカー

→これも雨を少し防ぎますが、風を受けるとバサバサして抵抗になるため現在では着用している選手は少ないです。畳むと小さくまとまるので雨というよりは練習中背中にいれて、下りなどで着ることが多いです。

 

・カッパ

→これも雨を防ぎますが一定量降ると比較的早い時間でウェアに染み込んできます。あとは風を受けるとバサバサしやすいです。

 

・レインジャケット

→雨を防ぐ、寒さを防ぐのに最も効果的なアイテムです。ただサイズが大きすぎると風の抵抗を受けやすいです。後は少し暖かい時期だと熱くなりすぎることがあります。

 

・ガバ

→雨を防ぐことにかなり効果的なアイテムです。半袖なので着脱も楽です。素材的に風の抵抗にもなりにくいです。

 

 

雨の日で1番大事なことは何か

雨の日で1番大事なことは身体の芯を冷やさないことだと思っています。僕の中で身体の芯が冷えるとはどのようなことかというと、全身が冷えてブルブル、ガクガク震えて、熱いシャワーを浴びたり、着替えてかなり厚着してしばらく経つまで何をしても身体が温まることがなくずっと冷え切っている状態です。

身体の芯が冷える時は身体のどこの部位も寒いと感じることなので、逆にどこかしら温かい部分があると寒い部分を補えたりします。

つまり雨の日に1番大事なことは身体のどこかに熱を保たせておくことです。

 

実走中、熱を保たせやすい身体の部位はどこか

上のアイテムの関係から考えると、熱を保たせやすい身体の部位は上半身です。そして自転車の動き的にも脚は常に動いていて、上半身は基本的に動きません。脚は動くし、地面から近いこともあってウェアで防いでも必ず濡れます。

つまり充実しているウェアを使って上半身を冷さないことが大事です。

 

僕が実践している服装・アイテムはどのようなものか

まずは服装です。レースと練習では違いますが、レースからウェアを着る順番もその通りに説明していきたいと思います。

下半身はビブショーツ、靴下を履きます。

厚めの半袖インナーシャツを着ます。

ここでイナーメレインジェルを脚全体、お腹、背中の胴回り、首、腕と塗っていきます。かなり寒いときは股関節周りに塗っていきます。気温によって順番の後ろの方から塗りません。ここはその時その時で調整していきます。

寒ければニーウォーマーをレインジェルを塗った後に履くことがあります。

次にアームウォーマー、チームの半袖ウェアを着ます。

基本的にスタートから着ていくのは余程寒くない限りはガバを着ていきます。

なぜならば雨も防げて、最も風の抵抗も少ないと思うからです。レースの初めはペースが速いことがあるのでガバを着ていきます。

次にシューズカバーを着けるか着けないか決めます。これに関しては雨が一日中降り続けるか、どれくらいの量が降るか、気温はどうかなどを結構調べてから履きます。なぜならば僕の場合はですが、シューズカバーをしていない時の方が足首の感覚が好きだからです。

最後にグローブをどれにするか決めます。グローブは普段から着けている指切りグローブと雨を防ぐ素材のものがあります。

そしてどうしようもなく寒いときや、レースのペースが落ち着いたときなどにレインジャケットを着ます。

僕は練習の時にはレインジェルを塗りません。練習の時、寒い雨の日は下半身は雨を弾くタイツ、上半身はレインジャケットです。寒くないときはビブショーツにレインジャケットです。レインジャケットはやはり最も暖かいし練習では風の抵抗を考えないからです。

前回も書きましたが高性能のレインジャケットを1つ持っていることはかなり便利です。ただ注意点として洗濯を行う際には洗剤を使わずにお湯で洗ったほうが撥水性が長持ちするような気がします。

僕はガバとレインジャケット、ワセリン【イナーメ・スポーツアロマ】Rain GEL ジンジャーの香り(レイン・ジェル)雨天対策 冷え防止【正規品】90g 高純度 ジェルの3つがあれば、寒い雨も冷え切らずにほぼほぼ走れると思っています。

-アイテム, ブログ

執筆者:

関連記事

ケガをしたとき傷口を綺麗に

先日の練習中に自分ではどうしようもないトラブルで落車してしまいました。 ケガとしては今のところ左半身打撲、左臀部全体の擦過傷、右臀部擦過傷、左背中擦過傷、左肩擦過傷、左肘擦過傷といったケガになっていま …

プロサイクリストとは

プロサイクリストはどのようにして生計をたてているのか?その「プロ」とは何かを自分なりに考えてみました。 以下は、自分自身の考えであって、これが正しい・間違いだ!など深く考えないで、目を通して下さい。 …

サドル高を測る

「ポジション」はロードバイクを乗るに当たって物凄く大事なことだと思ってます。 いくら練習してもその人にとって正しい乗り方で乗れていないと速く走るのに多くの力を使わなければなりません。 そこで大事なこと …

シマノ9100 C24 ホイール

今年2021年はバイクブランドがFUJI。 コンポーネンツはシマノ。 シューズはシマノ。 ヘルメットはレイザー。 ウエアはビオレーサー。 アイウェアは100%。 ソックスはディフィート。 と様々なメー …

広島森林公園ロードレース Day2

コースは12.3kmのコースを6周する73.8kmで行われました。 今日のレースは距離が短いので、最初から最後まで速いだろうとまたスタート20分前に並びました。 photo Itaru Mitsui …

/*---フッターの固定ページ一覧の削除↓↓-----*/ .footermenust { display: none; } /*---フッターの固定ページ一覧の削除ここまで↑↑-----*/