プロサイクリスト 伊藤雅和

シエルブルー鹿屋監督 伊藤雅和のブログ 選手経験12年 ロードバイク教える人

ブログ 機材

練習時と試合時のロードバイクの違い

投稿日:2020年4月1日 更新日:

練習中に乗っている自転車と試合中に乗っている自転車の違いについて話していきたいと思います。

 

練習用ロードバイク

まず写真を見てください。

写真は僕が練習中に乗っている自転車です。

サドルバッグ

この赤い丸で囲ってあるサドル後方にバッグと白いアイテムが付いていると思います。

このバッグを「サドルバック」といいます。

中には「チューブ」というタイヤがパンクした時に交換することで、パンク修理を可能にするアイテムとその交換の際に使用する「タイヤレバー」と呼ばれている道具が入っています。


左が「チューブ」で右が「タイヤレバー」です。

「チューブ」は2本持ち運び、「タイヤレバー」は3本入れています。

練習中にパンクした時には自分がその場でパンク修理を行わないといけません。

泥よけ

サドルに付いている白いアイテムは雨などが降った時に地面からの水はねを防ぐ為のものです。

雨が降ったときに地面からの水はねを防ぐだけで身体にかかる水の量が全然違ってきます。

結果身体の冷え方が違ってきますのでこのアイテムは非常に重宝してます。練習中に予想外の雨が降ってもいいようにずっと付けています。

ゼッケンプレートを取り付けるもの、赤く光るランプ

サドルが付いている緑の丸で囲ってある「シートポスト」と呼ばれるパーツの所には、点滅する赤いライトとレースの時にゼッケンプレートを付けるパーツがついています。

少し薄暗い日に走る時やトンネルの中など後ろから来る車に知らせられるように赤いライトを付けています。少しでも安全に走る為にできることはやっていくのが大事だと思っています。

レースは速く走ることが目的になってきますので、これらの安全に快適に走る為の道具を外します。それが軽量化にも繋がります。

 

練習とレースで最も変わるもの

レースになると1番変わるのはホイールと呼ばれるこの赤い丸で囲った部分です。

練習用とレース用で全く違うものに変えます。

「レースホイール」と「練習ホイール」という言葉が存在するくらいです。

1番は重さが違います。

重さで言えば数百グラムなのですがホイール全体で何%軽量化と考えると結構な重量・数字が違ってきます。

僕の場合は練習用とレース用で練習用に比べて「レースホイール」の方が約16%軽くなります。

16%軽くなるということはもし人間に直したとしたら60キロの人がいきなり50.4キロに痩せるようなことです。

あとロードレースではかなり重大や要素の空気抵抗なども「レースホイール」の方がよりシビアに低減されるよう設計されています。

走ってみると勿論ですがレースホイールの方が速いです。

上の写真はレース中のものです。

 

レース用ロードバイク、練習用ロードバイク

レースの時にホイールだけでなく自転車も変えてしまうチームもあります。

これは海外の「プロツアーチーム」や「プロコンチネンタル」では全チームそのようになっています。「レースバイク」と「練習バイク」が存在するのです。

これはマトリックスパワータグに所属している吉田選手のブログに詳しく書いてあります→プロ選手は何台の自転車で1シーズンを走っているのか

 

僕自身はかなり「ポジション」にこだわる選手なので「練習バイク」「レースバイク」が変わらない方が助かります。

僕がこだわる「ポジション」については今後書いていきたいと思います→

またレース時はチーム専属のメカニックが毎日洗車して、毎日メンテナンスしてくれています。

自分の経験上練習時に毎日洗う人は珍しいと思います。

洗車をした状態と長らく洗車をしていない状態では全く走りの軽さが違います。

レース時の自転車はいつも綺麗で、走る上で最も万全の状態になっているということです。

以上、練習時とレース時の自転車ではこのような違いがあるということを簡単に紹介させて頂きました。

-ブログ, 機材

執筆者:

関連記事

エガン・ベルナル選手の失速とタデイ・ポガチャル選手の好調について考える

ツール・ド・フランス第15ステージで昨年度優勝者のエガン・ベルナル選手が失速し、タデイ・ポガチャル選手がステージ優勝しました。   エガン・ベルナル選手の失速 エガン・ベルナル選手が遅れるこ …

ランニングを行っていた時の話

オフトレにランニングを結構本気でやっていたことがあります。 どれぐらい本気でやっていたかというとオフトレが始まり、まずジョギングから始めて、日が経つ度に徐々に負荷を上げていき、最後は自転車と同じように …

怪我をした時にどのような手当てをしているか

雨の日が続き地面で滑って落車、障害物が現れて落車など、落車には様々な理由があります。 僕もこれまで大きな落車から小さな落車まで数えきれないほどの落車を経験してきました。   先日落車した話 …

ハンドル幅を考える 1

ロードバイクは様々なパーツを組み合わせてできています。 何か問題があったり、もっと使いたい物が出てきたら自分で選んで変えることができます。 サドルが身体に合わないだとか、試したいものができたら変えてみ …

寒い時期の練習ウェアについて

近頃凄く冷える日々が続くようになりました。 僕が1ヶ月のオフシーズンを終えて走り始めた11月半ばは、まだレッグウォーマーを着けなくても走れるくらい暖かった鹿児島でした。 今では凄く寒くてレッグウォーマ …

/*---フッターの固定ページ一覧の削除↓↓-----*/ .footermenust { display: none; } /*---フッターの固定ページ一覧の削除ここまで↑↑-----*/