プロサイクリスト 伊藤雅和

シエルブルー鹿屋所属 選手兼監督 伊藤雅和のブログ ロードバイクに役立つ情報を発信していきます

ブログ 自転車ロードレースとは

アシスト選手の準備~2019年シーズンの自分~

投稿日:2021年3月2日 更新日:

サイクルロードレースはエースと呼ばれる選手とアシストと呼ばれる選手に分けられます。

今回は僕が経験したアシスト選手の準備段階の話を書いていきたいと思います。

僕の場合は大きいチームと呼ばれるプロチームにいたのは3年間で、僕の役割はアシスト選手でした。

エースがレースにいない場合、アジアのレースでは結果を狙っても良いと言われることもありました。

規模の大きいチームは完全なエース選手と呼ばれる選手がチームに5人くらいいると思います。様々なレースがある為にこのくらいの人数がいます。

基本絶対的なエースがレースにいる場合とその絶対的エースがレースにいない場合はその出場するメンバーの中でエースを決めて走ります。

エース以外の選手はアシスト選手と呼ばれ、エース選手を助ける動きをします。

エースとアシストの説明は過去に書いていますので読んでみてください。

 

アシスト選手のレーススケジュール

アシスト選手のレーススケジュールはエース選手のレースが決まってから決まります。

走りのレベルは勿論、コースの特性、そのエースに対しての貢献度や相性などが考えられて決められます。

僕の場合は3年間の中で凄く分かりやすかったアシストの仕事があります。僕は2019年シーズンの契約時に中根英登選手がオリンピック出場する為のポイント取得のアシストを主に頑張って欲しいと言われたことです。

東京オリンピック2020の代表は2名。2019年シーズンと2020年シーズン5月末のレースまでのポイント累計で決まるというものでした。

中根選手とは脚質が近く、レースの終盤苦しい所で助けてほしいとのことでした。

その為僕の2019年レーススケジュールの前半戦は中根選手とほぼ同じレースでした。

そして中根選手本人ともオリンピックの為のポイント取得を一緒に頑張ろうと、寒い時期から一緒の宿に泊まり誰も見ていないようなイタリアの田舎で話し合って、共に練習していました。

そして僕の場合はですが、レーススケジュールは確定できるものは少なく、レースが決まるのはそのレースの直前というものが多かったです。

 

アシスト選手のコンディション

2019年僕のモチベーションはチーム3年目で慣れてきたおかげで余計なストレスもなく、身体も良い状態でした。

3年間で学んだことは僕のようなアシスト選手はいつでもコンディションを上げておいておかなければいけないということです。

僕はそのような状態を自分自身で作っておかないとレースに出場することが怖いというのもありました。何もできなかったレースほど悲しいことはなかったからです。

エース選手は狙うレースに向けてコンディションを整えていけば良いところはありますが(ただそのレースで結果を出さなければいけないというプレッシャーは半端ではなく、アシスト選手より孤独できつい)アシスト選手は常にその場にいるエースを苦しい時に助けれなければ、他にも言われた仕事をこなすことができなければ存在価値を見出だせません。

アシスト選手といっても終盤の苦しい所で助けてほしいと言われていましたので、そこまでで遅れては意味がありません。

僕がアシストをチームから頼まれている中根選手と同等くらいは走れていないと話にならないのです。

2019年シーズンは僕も気合いを入れて準備して、1月のチームキャンプのレース走では1.2位のグループにはついていけなかったものの、中根選手や有名クライマーのサンタロミータ選手、北海道で優勝したザッカンティ選手と同じグループの3.4.5.6位グループでゴールしました。それくらいのコンディションを作っていきました。

2月からキツいレースが始まるヨーロッパのチームでは、これくらい最初から作っていかないとアシストもできないと3年目でやっと分かったからでした。

このような状態を作って2019年シーズンに入りました。

レース編に続きます。レースでは予想外のことが起こります。

-ブログ, 自転車ロードレースとは

執筆者:

関連記事

ハンドル幅を考える 3~適正のハンドルを見つける~

ハンドルには様々な形、幅があり自分に合った探し、使います。 自分は特に形にはこだわりませんが、幅は400mm程ないとうまく走れません。 前回は380mmを使ってうまくいかなかったことを書きました→ハン …

ストレッチを止めた理由

日々の身体のケアは皆さんどのように行っていますか? 僕は現在、ストレッチなどは長い時間行わずに(行わない日もある)大半の時間をスキンストレッチドルフィンという器具でケアしています。 スキンストレッチド …

コロンビアでアラフィリップ選手と走った時の衝撃

2019年は世界的「パンチャー」選手で有名なジュリアン・アラフィリップ選手が大活躍した年でした。 僕は2019年2月にコロンビアのレースでアラフィリップ選手と一緒に走って、これは今年かなり勝つのではな …

練習中に持っていっている物

練習にどのようなアイテムを持っていっているかを紹介します。 特に変わっていったものは持っていっていないのですが、最近でそれらを持っていって練習中に困ったことはないです。   全部で9つの物を …

ブログ、始めました

初めまして伊藤雅和と言います。 自転車ロードレースという競技をしています。 最初なので自己紹介させてもらおうと思います。 1988年6月生まれの今年31歳のAB型、双子座です。 出身は東京都生、神奈川 …

/*---フッターの固定ページ一覧の削除↓↓-----*/ .footermenust { display: none; } /*---フッターの固定ページ一覧の削除ここまで↑↑-----*/