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クリートの調整

投稿日:2020年4月19日 更新日:

自転車競技における、「クリート」とは自転車のペダルに靴を固定する為に靴の裏に取り付けるアイテムです。



今日はクリートを取り付ける時に僕が実際行っている調整方法を紹介しようと思います。

 

クリートは左右対称に取り付ける

僕は左右のクリートを左右均等に付けています。

理由は乗るときに左右均等にしていないと身体の調子が分かりにくいからです。左右の脚が完全に均等にはできてないかもしれませんがそのように付けています。

なので今回は左右均等につける方法を紹介します。今回はシマノのクリートで行います。

 

クリートを取り付ける時に使う道具

クリートを取り付ける時にこのようなノギスとアレンキーを使います。

シンワ測定(Shinwa Sokutei) 普及ノギス 200mm 19912


ホーザン(HOZAN) ボールポイントレンチセット ハードクロムメッキ 対辺サイズ 1.5/2/2.5/3/4/5/6mm W-110

ノギスは200mmは長さが必要です。

 

クリートを爪先よりに付けるか、かかとよりに付けるか

僕の感覚ですが爪先よりにつけるとより脚側に力が入り、かかとよりにつけると胴体側に力が入りやすくなると思います。

これが必ず全員の方に当てはまる訳ではないと思いますが、一般的に爪先側に付けると一踏みでのパワーを出すのが難しくなり、かかとよりに付けるとパワーは出やすくなる。

爪先側につけると疲れにくくなり、かかとよりにつけると疲れやすくなる。これは爪先側につけた方が色々な筋肉を使いやすく自由度が増す気がし、かかと側だと自由度は限られてくる気がするからです。

 

母趾球の位置と小趾球を結んだ線

昔から言われてるのは母趾球の位置と小趾球を結んだ線がペダルの軸を通る所にクリートをつけるとなっています。しかしこの付け方正確に行うのは結構難しいと思っています。

母趾球と小趾球も靴の上に正確に表すのも難しいし、ペダルの軸を足先で捉えるのも難しいと思います。ちなみに僕の場合ザっとマーキングしたところ、この線の少し前にクリートの中心がきています。

とりあえず目安として使い、そこに拘りすぎずに自分がどのように身体を使いたいかを意識してクリートをどっち側に付けたいかを決めましょう。

普段歩くのはがに股で歩いているのか、内股で歩いているのか、爪先を真っ直ぐにして歩いているかを意識して付けていきます。

 

ノギスを使い左右均等にする

かかとの左右同じ位置にマークをつけます。

そしてどちらかの靴にクリートを付けたら、このマークの位置からクリートの距離を測ります。

シマノのクリートには左右の端にこのようにでっぱりがあります。この出っぱっている所までかかとのマークの所から測ります。

3箇所まずこのように測ります。

かかとマークからクリートに達するまでの1枚目。

かかとマークから左のでっぱりまでの2枚目。

かかとマークから右のでっぱりまでの3枚目。

そして左右均等にする為にマークから例えば18センチの左右にまたマークを書きます。

ここの値は靴のサイズもあると思うのでそれぞれでいいと思います。

そしてここからまた先ほど書いたマークからクリートの位置をこのように測ります。

この時もマークからクリートのでっぱりまで測ります。

これら全ての値が左右一緒になれば、左右は均等です。

 

乗って、微調整を繰り返す

これで乗ってみて自分がもっとかかとよりにするのか爪先よりにするのか決めます。

次に内股にするかがに股にするかを決めていきます。

よりがに股にするのはクリートを親指側に。

 

内股にするのはクリートを小指側にします。

ちなみに僕は真っ直ぐつけてます。

この時に最初に測っておいた位置をマーキングしておくと動かす時に便利です。同じように動かせば動かしても左右均等になるからです。

 

感動したシマノシューズの印

そして最後に感動した話ですが、シマノのシューズの裏にはこのように測るための印がついています。

これが正確に書かれている靴に出会ったことはこれまでなかったので、クリートはノギスを使って付けていました。

しかし今回シマノのシューズを履くにあたって、この印通りに試しにクリートをつけてみたら、ノギスで測ってもかなり正確だったのです。これはかなり感動しました。

これまで凄く時間をかけてクリートを付けていたので、印通りにつけて微調整で済んだことにもうたまらない感動を覚えました。


シマノ(SHIMANO) RC9 SPD-SL ロード・コンペティション ビンディングシューズ ブルー 41.5(26.2cm)

以上が僕のクリートをつけるときの調整方法でした。
皆さんもクリートを付ける際に参考にしてみてください!

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