プロサイクリスト 伊藤雅和

愛三工業レーシング所属 伊藤雅和のブログ

ブログ 機材

ハンドル幅を考える 2~適正より狭いハンドルを使った場合~

投稿日:2020年6月21日 更新日:

ハンドルは幅、形など数ある中から自分に合うハンドルを見つけていきます。

僕はハンドルを選ぶ際には幅を大事にしています。前回記事→ハンドル幅を考える 1

今回は僕がハンドル幅380mmを2年使って自分には合わなかったという話をします。

僕は今ブラケット部分の真ん中と真ん中を測って400mmのハンドルを使っています。

 

ハンドル幅380mmを使っている時と400mm時の写真

まず画像を見てください。
これが僕が380mm幅のハンドルを使っている時の写真です。

 

次にこれが400mm幅のハンドルを使っている時の写真です。

 

380mmを使用しているときの身体の動き

380mmを使っている時は肩が窮屈で、ハンドルをうまく押さえることができていませんでした。

その為上半身が上手く使えずに、下半身が比較的疲れていました。

自転車は脚で漕いでいますが全身運動なので上半身も上手く使わないと速く走れません。

僕の感覚ですが、体重をかけて走る時は上半身をしっかり固定して上から下に向けて体重をかけていきます。肩から背中、腰、お腹、そして脚で体重を伝えていく感覚です。

この時肩が窮屈だと上半身全体の重心が上に上がってしまい体重を下にうまく押さえることができませんでした。

特に背中とお腹の筋肉が上手く使えない感覚でした。使おうとして上体が左右に振れますが、うまく使えてる感覚はありませんでした。

座って漕いでいる(シッティング)時はハンドルを引くという動作がしにくい感覚がありました。

ダンシング時に使いずらいと感じた

特に僕には380mmが狭いなと感じた時は立ち漕ぎ(ダンシング)している時です。

腕の幅が上半身より狭くなってしまっているので体重をうまくペダルにのせることができませんでした。

上りなどでダンシングして上半身を上手く使い、脚を休ませることがあるのですが、これが凄くできにくかったです。

ハンドルを引くという動作も小さくなってしまっている感覚でした。

インターバルを行う時も1本目は速いのですが、本数を重ねる度に広いハンドルの時より強度が落ちやすかったです。

抵抗が少ない分速いのですが、僕の場合はですが、動作が小さくなってしまい筋肉を広く使えないので、疲れやすかったです。

ダンシング時に上体を上手く使え、ハンドルを上手に引けている時は肩が少しだけ下がります。

 

ハンドル幅が狭いときのメリット

メリットとしてはハンドル幅が狭い分空気抵抗は広い時より小さいです。空気抵抗を考えた時に身体を小さくしやすいです。

集団走行している時、ハンドルが広いときより小さい隙間で集団内を通り抜けできたりします。

 

2年使って変えた

僕は2年間試して、2年目が終わって1ヶ月のオフシーズンで身体がリセットされ、また乗り始めた時に380mmを使ったら身体が気持ち悪すぎたので、次のシーズンから400mmのハンドルに変えてもらいました。

しばらく乗らない期間があって久しぶりに自転車に乗った時の感覚は物凄い大事だと思います。それが自分の身体に合うか合わないかが分かりやすいからです。

次は400mmを使って変わったこと、どのようにハンドル幅を選ぶかなどを書いていきます→ハンドル幅を考える 3~適正のハンドルを見つける~

-ブログ, 機材

執筆者:

関連記事

サイクルシティ南さつま周遊オンラインサイクリング

先日サイクルシティ南さつま周遊オンラインサイクリングというイベントのコース戦略を練りにコースの試走を行ってきました。 詳しくはこの後説明させてもらいますが、このコースを速く走る為、楽に走る為にはどのよ …

止まること、ブレーキの話

ロードバイクを乗る上で大切なブレーキの話をしたいと思います。 速く走る為に練習したり、遠くまで走って景色を見たり、楽しく仲間と走ったりなど様々な目的で自転車を乗っていると思います。 中にはこれから自転 …

ハンドル幅を考える 1

ロードバイクは様々なパーツを組み合わせてできています。 何か問題があったり、もっと使いたい物が出てきたら自分で選んで変えることができます。 サドルが身体に合わないだとか、試したいものができたら変えてみ …

現代で根性論は必要か

現代のロードレースは年々科学的になっており、10年前より5年前よりレースのスピード、強度も上がっていると思われます。 根性は必要かということで結論から言うと自転車に根性は絶対必要です。   …

「逃げ」とは 4 ~先頭集団になる逃げ集団~

自転車ロードレースにおける「逃げ」とは複雑なもので、このblogで数回に分けて説明しています。 「逃げ」とは 1 ~「逃げ」の目的~ 「逃げ」とは 2 ~「逃げ」とはどのように形成されるか~ 「逃げ」 …

/*---フッターの固定ページ一覧の削除↓↓-----*/ .footermenust { display: none; } /*---フッターの固定ページ一覧の削除ここまで↑↑-----*/