プロサイクリスト 伊藤雅和

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靴下の厚さについて考える

投稿日:2020年9月8日 更新日:

近頃これは意外と大事なのではないかと思うことがありました。

それは靴下の厚さです。

 

靴下の厚さでサドル高が変わる?

ここまでの競技生活で気にしたことがなかったのですが、最近ローラーをする時に去年まで履いていた靴下を履くことがありました。

するとサドル高がかなり違うように感じたのです。

実走ではなくローラーだからかなと思い、少し外でも走ってみました。するとこの感覚は実走でも感じることができました。

昨年までの靴下の方がサドルが低く感じ、今年の靴下の方がサドルが高く感じます。

 

靴下のメーカーは1つに絞る

今回の話で何が伝えたいかというと、靴下のメーカーは1つに絞った方が良いと思ったということです。

メーカーが違うと靴下の厚みも若干違ってきます。今回僕は乗ってすぐにいつもと違うなと思ったくらいでした。いつもは調子が悪いのかなとか思ってしまっていたかもしれませんが、今はそのような状態になく前日に良い感覚でリカバリーを終えていたのでどこかが違うと考えました。

まずはサドル高を測ってみました。すると全くずれていませんでした。次にレーサーパンツのパットの分厚さの違いかと考えましたが、前の日と全く同じレーサーパンツを履いていました。クリートの位置も全くずれていませんでした。

残すは靴下のみでした。

これまで気にしたことがなかったのですが、それはチームが1つのメーカーのスポンサー様から靴下を年間でもらって使っているからでした。

違うメーカーを使えばサドル高も本当に微妙に変わってきます。

僕らのように1つのメーカーしか使わない場合はこのような悩みが出てくることは少ないと思いますが、好きなデザイン、履き心地、性能を自分で選んで靴下を買っている方は様々なメーカーの靴下を持っているかもしれません。

今回思ったことはレースに出る方などは練習からそのメーカー、同じ型の靴下を履くことが大事だということです。

 

僕らのチームが使用しているDeFeet

僕ら愛三工業レーシングチームは普段DeFeetの靴下をミズタニ自転車株式会社様から供給してもらっています。

以前書いた靴下の紹介記事はこちらです→ロードバイク、靴下を選ぶ(defeet ソックス)

僕がレースで使う靴下はこのDeFeet/EVO DISRUPTOR(ディフィート/エボ ディスラプター)です。

このDeFeet/EVO DISRUPTORは時速48kmで走っている時に空気抵抗を8w削減できるそうです。

僕は色を黒、白、黄色を持っています。

そんなに大したことではありませんが、この靴下は表面が凄くサラサラしていますので、最初、2回目くらいまでは靴の中で少しだけ滑る感覚があります。最初履いて洗濯して、2回履いて洗濯すると滑らなくなってきます。最初に履くときは気をつけてください。

レースに出る方で靴下を何買うか迷っている方は、性能がデータで良いと出ているので、EVO DISRUPTOR是非試してみてください!

そして改めて、靴下は1つのメーカーに絞るとポジションで違和感を感じづらくなると思います。これまでそのような違和感を感じたことがある方が参考してくれれば嬉しいです。

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