今年2021年はバイクブランドがFUJI。
コンポーネンツはシマノ。
シューズはシマノ。
ヘルメットはレイザー。
ウエアはビオレーサー。
アイウェアは100%。
ソックスはディフィート。
と様々なメーカー様のおかげでレース活動できました。
今回の記事では今年頻繁に「なんでそれ使っているの?」と聞かれたホイールについて書いていきたいと思います。
なぜそのようなことを聞かれたか。それは今年愛三の選手達の多くがShimanoシマノ9100 C24ホイールを使用していたからです。
昨今のロードレースではディープリムホイールと呼ばれるハイトの高いホイールをはくことが当たり前になってきています。
ディープリムホイールとは下の画像のようなホイールです。黒くてDURA-ACE C50という文字が書いてあるところがリムと呼ばれるところで、そこが長めできているものをディープリムホイールと呼びます。
この上画像の車輪はシマノの来年のモデルですが、すごく良いみたいと噂がたってるようです。
それはさておき自分らの愛三工業レーシングチームは今年度、上画像のようなディープリムホイールを使う選手より最初に述べたShimanoシマノ9100 C24ホイールを使用する選手が多かったです。
はたしてこのC24の何が良かったのか。
目次
クセのない乗り味
まずはこれです。ディープリムホイールって意外とクセがあったりします。ここでいうクセとは推進力です。推進力なら良いじゃんと思うかもしれません。もちろん効果を発揮する場は沢山あります。スピードが上がるラインレースなんかではディープリムの方が良いかと。ただ良い反面、推進力に合わせて踏まないと効果が半減してしまうこともあります(半減は言い過ぎかもしれませんが)
特に疲れてきたり調子が悪い時にその推進力が逆に足かせとなって重く感じることがあります。
これもホイールによって違いますが、踏みどころが決まってくるという表現でも良いかもしれません。
その点C24ホイールはアルミリムでハイトが低いのでクセもなく疲れてきた時も同じように踏み込めます。
日本のような周回レースに向いていると思われます。
重さは?
前輪 618g
後輪 835g
となります。
ちなみに今年はディスクブレーキではなくリムブレーキの自転車に乗っていました。リムブレーキでないとC24は使えません。
そしてクリンチャータイプのC24を使用していました。
重量の面で比較するために同じリムブレーキのC40(クリンチャータイプ)の重さと比べると
前輪 674
後輪 834
あまり重さは変わらないですね。ただ愛三工業レーシングチームはクリンチャータイプのC40を所有していません。
所有しているチューブラータイプのC40の重さは
前輪 637
後輪 747
こちらのC40、C24より軽いです。
重量はC40チューブラーの方が軽いですね。
走った時の感覚は?
自分の感覚ではC24は踏んでいる感覚がC40より軽いです。重量は重いのに踏んでいる感覚が軽いとは不思議です。取り付けるタイヤによっても走る感覚は変わってくると思いますが、自分は軽いと思います。
それでいて意外と伸びます。伸びるとはホイールが勝手に回ってくれる感覚です。ディープリムホイールにある感覚ですが、このC24はベアリングが良いおかげかレースになると意外と伸びてくれます。推進力という面でストレスを感じたことはなかったです。
走った感覚が軽いという他に自分が大事にしていることは練習ホイールと感覚が変わらないということです。練習でもC24のようなアルミリムホイールを取り付けていますので、レースになって感覚が変わらないことが自分の中では大事です。
ヨーロッパのワールドツアーの選手達は練習からレースと同じディープリムを履いていて、練習からレースへはタイヤをクリンチャーからチューブラーに履き替えるだけということがあります。
ただ最近はクリンチャータイヤも進化していますのでレースでも使うことがあります。チューブラータイヤもあります。
自分も練習からディープリムのホイールで走っていたらレースでもディープリムのホイールを使うかもしれません。
フレームとの相性
正直今年このホイール一択だったのはこの要素が一番大きいです。FUJIのフレームで最も進むホイールがこのC24でした。
昨年乗っていたデローザ・メラクはC40との相性が良かったです(ディスクブレーキタイプのバイクだったのでC24は試せていない)
今年は双方を試したので、人付き合いにも相性があるようにフレームとホイールにも相性が存在するのだなと改めて思った一年でした。
GP5000が良いタイヤ
C24にはコンチネンタルのGP5000という種類のタイヤを取り付けていました。このタイヤがかなりの優れものでグリップもするけど走りも軽い最高のタイヤでした。このタイヤを使いたくてこのホイールということもあります。
GP5000お世辞抜きに良いタイヤだった。GP5000を一年使った感想はまた次の記事で書いていこうと思います。
次回はCONTINENTAL (コンチネンタル) GP5000 クリンチャーロードタイヤの記事をサラッとサラサラーッと書きます。