プロサイクリスト 伊藤雅和

シエルブルー鹿屋監督 伊藤雅和のブログ 選手経験12年 ロードバイク教える人

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オンラインレッスンの様子 1

投稿日:2022年4月14日 更新日:

1人のお客様のオンラインレッスンを簡単に紹介したいと思います。

ご本人様の許可を得て今回の記事を書いています。

自分のオンラインレッスンでは

  1. レッスン内でポジションを変更
  2. 身体の主な使い方のコツを伝える
  3. 受けてくださった後に外で自走していただく
  4. その感覚を教えていただく

この4つの工程を経て問題があればまたそこを解決していくスタイルをとっています。

現在の所、レッスンが終わった後にポジションの修正を行ったお客様は1名。サドルを2mm前に出して1mm上に高くしたという微調整です。

身体から考える理想のポジションと自転車が進むポジションにギャップが生まれることがあるので、その場合は自転車が進むポジションに微調整していただきます。

ここからはとあるお客様のレッスンの様子です。

 

どのような身体の悩みを抱えていたのか

高負荷でトレーニングをすると、腰、膝(特に前側)が痛くなりやすく、また四頭筋が疲れやすい。

体幹を使ったペダリングをできている気がしない。


photo Midori Shimizu

 

どれくらいの修正を行ったか

ローラーで漕いでいるところを見せていただいて修正していきます。

確かにこのポジションだと脚では踏み込めるかもしれませんが、上半身との連動ができていません。乗っている様子を見て上半身が動いていないのはすぐに分かりました。あるところでパワーが途切れてしまっています。かなりもったいないです。

そこから気になるところを直していきます。

結果。

サドル後退幅は7mm後ろ。

サドル高は4.5mm下がりました。

 

自分のレッスンでは最後に0.5mm単位で最終調整しています。

 

 

お客様レッスン後レポート

クリート位置を修正し(一番後ろだったクリートを5mmほど前方へ移動)トレーニングしていますが、L4,5で踏んでいるときもハムや臀筋で回している感覚がより強くなり、ポジション変更と合わせて好感触です。

FTP強度20分のトレーニングなどを行っても、今までより大腿四頭筋の疲労がないせいか、その強度で連日踏めてしまいます。

Zwiftレースでは最後のアタックやスプリントのために四頭筋を温存できている感覚で久しぶりに勝てたりしました。

3kg体重減ったにもかかわらず、5分ベスト更新できました。

 

レポートより

レポートからかなり大きな身体の変化が起きていて自転車に乗ることが楽しくなってきていることが伝わってきます。

自分も大変嬉しいです。

こちらのお客様はポジションが変更されて体幹にも力が入りやすくなったとご自身で気付いていると思います。

そのため体幹トレーニングレッスンのご予約もレッスン後にいただきました。

現在自分のケガがあり体幹トレーニングレッスンが行えてないのですが、傷が癒えた時にはまた開催します。お客様が体幹トレーニングレッスンを受講いただいた後は更に速く、楽に走れること間違いないと思われます。

ロードバイクは速くなるために、楽になるために大事なことが沢山あります。

ポジションや体幹トレーニングはその中でも比較的手っ取り早く取り組める、速くなるため、楽になるための大事なことだと自分は思っています。

 

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