プロサイクリスト 伊藤雅和

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ディスクブレーキロードバイクの止まることに関して ~命拾いしたエピソード~

投稿日:2020年7月8日 更新日:

梅雨の時期、雨が続きます。

晴れていると思っても途中で雨が降ったり、ここは雨が降らなそうな時間だと練習に出掛けたら途中で降りだしたりと、天気を完全に読むことはできません。

僕も雨の中の練習が多くなってきました。過去に雨の日について、記事を書いています。

↓↓

雨の日の練習で気を付けていること

ロードバイク、雨の日の服装

短い時間でメニューをある程度の負荷でしかこなさない場合はローラーで練習することもあります。しかし僕は雷や大雨ではない限り、降らない時間帯をもしくは降る量が少ない時間帯に合わせて外に練習に行っています。

そして雨の中走っていると素晴らしさを再確認するのがディスクブレーキです。

 

ディスクブレーキのメリット

ディスクブレーキのブレーキがよく効くだとか、使ったら元のキャリパー式のブレーキに戻れないだとかは昨年使っていた選手から聞いていました。そして今、まさにその通りだと思っています。

そしてこの記事の後半にディスクブレーキのお陰で九死に一生を得たエピソードが書いてありますので最後まで読んでみて下さい。

僕はディスクブレーキロードバイクのイメージは止まることに関して少しリムブレーキロードバイクより良いだけでしょ?と思っていました。しかし僕が乗っているディスクブレーキロードバイクのデローザ・メラク。

止まることだけでなく前に前にと物凄く進んでくれます。昨年もデローザ・プロトスというロードバイクに乗っていたので間違いないです。これは絶対にディスクブレーキロードバイクの特徴だと思うので、この進むことに関しては今後書いていこうと思います。

 

ローターはどのようなものを使用しているか

僕の練習用ホイールにはシマノのディスクブレーキローター、SM-RT800が付いています。フロント側のサイズが160、リア側のサイズが140です。
シマノ(SHIMANO) ディスクローター SM-RT800 160mm センターロック ナロータイプ ISMRT800S

シマノ ディスクローター SM-RT800 140mm センターロック ナロータイプ ISMRT800SS シルバー

ちなみにレースではSM-RT900というローターを使います。

油圧式と機械式ディスクブレーキという2つの方式がありますが僕が使っているのは油圧式ディスクブレーキです。

ディスクブレーキがどのような構造で止まっているかは、説明するのに文で伝えることが難しいので、申し訳ないのですが書けません。テクノロジーに関してはシマノさんのサイトに詳しく書いてありますので、ここにリンクを貼っておきます。

 

雨の日はブレーキの性能の差が出やすい

まず雨の日は止まることに対して相当ストレスがかかります。

路面が濡れていてそもそも晴れている日よりはタイヤ自体も滑るようになっています。そしてリムブレーキだとリムに対して水がついていると急に止まれないことがあります。リムとは下の車輪の画像で言えばの部分のことです。

これも昔よりは止まれないということも少なくなってきましたが、急ブレーキにはやはり弱い部分があります。

僕は昨年ジャパンカップクリテリウムというレースで転びました。この時路面は濡れていて、前で大きな落車があり、急ブレーキしたけど止まれずに突っ込んだという形でした。やはり急ブレーキにはどうしても弱いなと感じた瞬間でした。

雨の日でもディスクブレーキだと前後のブレーキを指一本ずつかければかなり減速できます。普段のブレーキをかけるのに少しの力しかいりません。急ブレーキをかけることがあってもキャリパーよりやはり効きます。

 

ディスクブレーキで命拾いしたエピソード

今年走ったツールドランカウイというレースで、2回はディスクブレーキのお陰で落車しないで済んだというエピソードを紹介します。

エピソード1

1回目は大集団スプリント前の位置取り合戦の時、集団内がハイスピードで殺気だっている時に集団の比較的前方で落車起きました。

まず落車というのは目で見た情報と耳から聞こえてくる情報2つで察知します。大集団で走っていると目の前で起きる落車以外は目で見えない落車になったりします。なので落車の音が聞こえたら一瞬でブレーキをいつでも握れる体勢に入ります。

この落車が起きた時も音が聞こえた瞬間にブレーキを握り始めました。そして選手達が目の前で転がっていきます。僕はブレーキをしっかりかけると、キャリパーの時と比べ物にならないくらいすぐに止まれました。すると僕は止まれたのに僕より後ろにいた選手達が続々と前で倒れている選手や自転車に止まれずに突っ込んでいったのです。

スプリント前の位置取りは相当なスピードが出ているので命拾いしました。

エピソード2

2回目もスプリント前に起きた落車でした。

この時は大集団ではなく小集団のスプリントでした。そしてこの時は僕の4、5人前の左側で起きた落車でした。この時は目の前で見えていたのと、音が聞こえた瞬間に急ブレーキをかけて目の前に転がった2、3人の選手と自転車をなんとか避けることができました。多分もう少しブレーキが効くのが遅かったら僕も落車していたかもしれないです。止まらないと急な進路変更ができなかったであろう、というくらい転んだ選手が前を塞いでいたからです。

このレースでは転ばなかったお陰で6位、アジア2位に入れました。どんなに良い展開になっていたとしても落車してしまったら成績を残せません。

ディスクブレーキの凄さを知った2回でした。

しっかり止まるということはロードバイクに乗るにあたってとても大切なことです。

止まること、ブレーキの話

なぜかというとロードバイクで1番大切なことは怪我をしないということだからです。

その止まるということに関してディスクブレーキはとにかく素晴らしいです。

そしてフレームが軽くて、総重量がある程度軽くなるディスクブレーキロードバイクならリムブレーキロードバイクより僕は速いと思います。

次に乗り換える機会があるとすれば僕はディスクブレーキロードバイクをお勧めします。

僕はディスクブレーキロードバイクはデローザ・メラクしか乗ったことありませんが、メラクは良い自転車です。

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