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ロードバイク、暑い日の練習での水分補給

投稿日:2020年8月5日 更新日:

最近夏の暑さがどんどん増しており、外での練習は過酷になっていく一方です。

夏の練習で最も大事な水分補給について書いていきたいと思います。

 

ボトルはどのようなものを使っているのか

まず僕はボトルは容量が大きいものを選んで使っています。

僕が使っているボトルは水が700mlと少し入るボトルです。

多分ボトルの大きさとしてはこれより大きいボトルはあまりないのではないかと思います。

これは大きければ、大きい方が良いと思います、ボトルの中の水は飲むだけでなく、身体にかけることもあるからです。

 

ボトルの中身は?

まず練習の距離と練習内容を考えて、ボトルの中身を決めます。

僕は気温が暑くなるまでは基本、練習ではボトルの中身は水を入れています。スポーツドリンクなどではなくただの水です。

栄養学的にはスポーツドリンクを入れた方が良いとのことですが、毎日ボトルに入れるとコストがかかってしまうし、味付きの飲み物を飲むよりただの水を飲んでいた方が、僕は口の中がすっきりするので水を好んでいます。

ちなみに僕は自転車に乗っていない時では基本的には味付きのジュースなどは飲みません。レースが終わった日などにアルコールや味付きのジュースで、とりあえず今日はお疲れ様!という形で飲む時もありますが、基本的には飲み物は水か炭酸水、コーヒー、牛乳しか飲みません。

ただ暑さとの戦いとなってくると、熱中症にならないことをまず第一に考えて走らなくてはなりません。

そこで距離が長い時、練習の内容がキツいと考えられる日などは、グリコパワープロダクションのエキストラハイポトニックドリンクCCDをボトルに入れています。ボトルを2本持っていく中で1本のボトルに入れています。あとの1本の中身は水です。

グリコ パワープロダクション エキストラ ハイポトニックドリンク CCD & スクイズボトル グリコボックス入り ドリンク パウダー 大袋 10ℓ用 & 500㎖用 10袋 入り ⑥

CCDの素晴らしい所は下のリンクに書いてあるのでを読んでみてください。

エキストラ ハイポトニックドリンク CCD /グリコパワープロダクション

味は僕は飲みやすいと思っています。700ml水が入るボトルに入れると味が濃くなることなく飲めます。ただ冷えている時の方がスッキリと飲める感覚があるので、最初に飲む1本として冷やして持っていくのがおすすめです。暑いときは身体から色々な栄養素が抜けていってしまうので、熱中症にならない為にもこのCCDで少しでも補えればと、飲んでいます。

ちなみにレースでは僕らのチームは全員がこのCCDをボトルに入れて飲んでいます。

そしてなぜCCDを2本とも入れていかないかと言いますと先にも述べた通り、水を身体に直接かけて冷やす為です。

 

コンビニなどで補給

そして飲む量としては2時間で2本を飲みきり、無くなったらすぐにコンビニなどで水を買います。この時2Lの水を買い、2本のボトルに満タンに入れて、残った水約500mlをほぼほぼその場で飲みます。少しだけ残して身体にかけて再スタートします。

その際は最初CCDを入れたボトルを軽く洗い、水を入れます。なぜならこの後走り出した時にはどっちのボトルとも身体にかけることがあるからです。CCDが入っていたボトルにそのまま水を入れて、身体にかけるとさすがにベタベタしてしまいます。

 

水かけが大事

身体に水をかけることは意外と大事らしく、僕の大学の先輩がそれを卒論にしていました。

僕自身も暑いときにはとにかく水を被って、体温を落とそうと努力しています。暑い国、暑い時期のレースなどではアシスト選手がチームカーから飲む用のボトルと、身体にかける用の水をわざわざ運ぶくらいです。そして頻繁に運びます。それなので運ぶ量が1人につき2本になり、6人出走では自分の分を除くと10本のボトル、水を運ぶことになります。

暑い日の練習では飲み物をいつもより沢山飲み、水を身体にもかけ、とにかく熱中症にならないように、その日の身体のダメージを少しでも少なくできるように気をつけながら練習しましょう。

ちなみに練習から帰ってきたらすぐに水でシャワーを浴びます。身体をすぐに冷やすことを意識しています。

僕も暑さに気をつけて体調を崩さないよう、過酷な練習頑張っていきます!

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