8月30日の日曜日にJBCF西日本ロードクラシック広島大会DAY2が行われました。
僕の目線から見たレースレポートです。
距離は12.3kmのコースを10周する123kmでした。
このコースの勝負所は周回の残り5kmから始まる3段坂と呼ばれる上り坂です。
愛三工業レーシングチームとしては自分と大前選手に勝負を託し、あとのメンバーはサポートの役割でした。草場選手は骨折、岡本選手は急性虫垂炎の手術で欠場となり6人での出走でした。住吉選手も前日の落車で激しく膝を痛め、僕も前日から原因不明の背中から腰にかけての痛みに悩まされていました。この痛みがあったのでレース前にコースを1周して身体の感覚を確かめました。思ったより悪くないとレース前は確認できました。
レースが始まると1周目で逃げが決まり、愛三工業レーシングチームは逃げに乗せれずに、後手を踏む展開になってしまいました。
何周かして僕はやはり背中、腰を庇うような走りになってしまい、大前選手に今日は厳しいかもと告げました。
逃げに乗せているチームが実質レースを動かせるチームであった為に、後ろの集団でタイム差を縮めながら引けるチームは現れませんでした。僕らのチームも集団牽引にチームメートを送り込みますが、まだまだ力不足で前との差は縮まりませんでした。
3.4チームの集団コントロールの後に、僕らの集団も上り坂でペースアップが始まり、少し逃げ集団との差が縮まりました。
ペースアップで愛三工業レーシングチームは自分と大前選手2人になってしまいました。次はこのペースアップの勢いを殺さないように、流れが止まりそうになる前に先頭で大前選手と代わる代わるアタックをかけて集団が流れるようにすることを意識して走りました。
ただこの走りも長続きせずにまた集団は止まってしまいました。逃げ集団にメンバーを乗せているチームは、ここで何かをする必要はありません。それでもキナンは積極的に動いていてチームとして強いと思いました。逃げにメンバーを送り込んでいないチームで目立って流れを作ろうとしていたのはレオモの門田選手のみでした。
もう集団があまりに止まってしまったので、逃げきりが決まることは確実で、大前選手と僕は後方集団内の順位取りに切り替えます。
勝負が始まるのは残り2周だと思っていたので、そこまでは脚を貯める走りに徹底しました。
残り3周の上りからペースアップがありました。これで僕は少し遅れましたが、下りでまた集団が止まりそうだったので慌てずに追いかけました。
ホームストレートに入る前に追い付き、残り2周の上りからは集中してアタックに着いていきました。
最後の周の上りでのアタックでキナンの山本元喜選手、マトリックスのキンテロ選手、ナショナルチームの大町選手に先行を許してしまいました。
自分は大前選手の協力もあり、その後ろで1人で飛び出して9位でのゴールになりました。
やはり最初の逃げにメンバーを乗せないと厳しいレースになってしまっているので、逃げに乗れなかったことに僕はもちろん、チームとしてまた反省することが多いレースだと思いました。
また次のレースまで約1ヶ月あるので、悔しい気持ちを忘れずに目指すは優勝のみで努力していきます。
今回の写真全て、三井 至さんが撮ってくれた写真です。ありがとうございます。