プロサイクリスト 伊藤雅和

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ブログ 自転車ロードレースとは

自転車ロードレースとは

投稿日:2020年3月28日 更新日:

自転車ロードレースという競技を知らない方もいるかもしれないので、まずは僕なりに説明・解説しようと思います。

 

ロードレースとは

ロードレースとは「ロードバイク」と呼ばれる速く走る為・スピードを出すことに特化された自転車で主に舗装された道路で行われ、スタートしてからゴールまでの順位を競います。

主に舗装されていると書きましたが、時には、未舗装の道路も走ります。ヨーロッパの有名なレースの「パリルーベ」と呼ばれるレースでは、舗装路とは程遠い、石畳を走り抜けるレースもあります。

 

ロードレースは大きく分けて3種類のレース形式がある

そんなロードレースでは大きく3種類のレース形式があります。

1つ目は出場選手全員が一斉にスタートしてからゴールまでの順位を競う最もメジャーなもの。

2つ目は出場選手が1人ずつ走り、タイムを競う個人タイムトライアル(tt)と呼ばれるもの。

3つ目は参加しているチームごとにスタートしてタイムを競うチームタイムトライアル(ttt)というものです。

 

ロードレース

その中でも今回は最もメジャーなレース形式であるロードレースを説明・解説しようと思います。

距離

レースの距離は長いもので約250キロ程です。

それでも凄い距離と思われたかと思いますが、世界には1つだけ300キロで競われる、有名なレースもあります。

そんな長いレースだけでなく、短いものでは数十キロ程のレースもあります。

 

レース期間 ワンデイレースとステージレース

次はレース期間の話になります。

1日のレースから、3週間を走るレースがあります。ちなみに僕自身が今までで1番

長い期間走ったのは2週間のレースでした。

それらを自転車用語になると思いますが、1日で終わるレースを「ワンデイレース」2日以上をかけて走るレースを「ステージレース」と言います。

「ワンデイレース」はその日スタートしてからゴールするまでの順位を競います。

「ステージレース」は毎日基本的に1ステージ走ります。

 

ステージレースを今年出場したレースで説明

例えば今年の2月にマレーシアで行われ、僕が走ってきた「ツールドランカウイ」というマレーシアで行われたレースでは8日間・全8ステージまでありました。

第1ステージ 85.6km
第2ステージ 175.5km
第3ステージ 162.5km
第4ステージ 156.1km
第5ステージ 165.8km
第6ステージ 150.9km
第7ステージ 130.4km
第8ステージ 108.5km

このように毎日距離が異なり、そして基本的に毎日違う道を走ります。

道は平坦な道や上り坂、下り坂、時には雨の中も走ります。

レースが開催される国・地域によって道路の状況も異なることにより、時には道路に大きな穴が現れたり、石畳が現れたり、未舗装の道が現れたり、滑りやすい道があったりと常時集中して走らないと転倒(落車)してしまいます。

コースや距離はレースの主催者が決め、決まり次第コースマップを大会のWEBサイトにアップされるので、選手はそちらこらコース情報を確認するとこが多いです。

ステージレースでは、各ステージごとに優勝者を決めます。

その中でもステージで優勝することを「ステージ優勝」と言います。

全ステージ数が8ステージの場合には、ステージ優勝者は最多で8人生まれることになります。しかし、同じ人間がステージ2勝すれば優勝者は7人となっていくわけです。

「ステージ優勝」も栄誉ある勝利ですが、最も栄誉ある勝者はこのステージ全てを走りきり、ステージ全ての合計タイムが最も少ない人です。

この優勝を「総合優勝」と呼びます。

このレースでの総合優勝者のタイムは26時間39分58秒でした。

しかし他にもステータスの高い「賞」があるのですが、こちらはまた今後更に詳しく説明・解説します。

全てのレースは1日に1ステージと言いましたが、ごくたまに1日に2ステージを行うこともあります。午前中1レース、午後からも1レースというような形です。

「ステージレース」では、その日のステージを完走できなければ次の日は走れません。
いくら強くても1日体調を崩し、大きくタイムを落とせば最も栄誉ある「総合優勝」から遠ざかってしまいます。

僕はこれまで総合優勝をしたことないので、総合優勝した選手を凄いと尊敬しています。

また今回のレースでは1チーム6人で走り、チームで戦います。チーム内に「エース」や「アシスト」と呼ばれる役割があります。チームで戦うことや「エース」や「アシスト」の役割なども奥が深いので今後書きます→ロードレース、「エース」とは

ロードレース、「アシスト」とは

 

自然とも戦わなければならない「ロードレース」

時には自然とも戦わなければならない「ロードレース」では、雨でも基本レースは行われます。今回レースが行われたマレーシアでも雨が降った日がありました。

また雨だといいですが、時には雪でも行われます。

しかしながら雷だと大会側の判断になりますが、僕は中止になったことはないです。

また、怖かったエピソードでは、すぐそこに雷が落ちてるのを見ながらレースしたこともありました。

気温がどんなに高くても低くても競技・レースは行われます。

ごくまれに、天候の関係や道路の関係で主催者が危険と判断した場合、距離が短くなったりすることがあります。

僕は3年前、イタリアのレースで初めに越えるはずだった山に雪が降って積もってるということで、1つ目の山を車でパスしてスタートしたことがあります。

ここまででも「ロードレース」がいかに過酷な競技であることはわかってもらえたと思いますがその中でも、僕が1番過酷だと思うのは寒いときに雨が降り続く日です。

本当に地獄です。高校時代から含めると17年程の競技人生でこの日は寒すぎて寒すぎて倒れそうと思った日が2日間だけあります。この体験も紹介しますので楽しみにしていて下さい→寒くて倒れそうだったレース

かなり長くなりましたが、凄く簡単にまとめるならば様々な要因がありますが、その中でスタートしてからゴールするまで1番速い人が勝ちです。

シンプルなだけに戦略が複雑なのですが、皆様には今後「ロードレース」の中身までを知ってもらおうと思っています。

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